
「自炊しているのに、なぜか食費が高い…」そんな悩み、ありませんか?
2人暮らしだとつい買いすぎたり、外食に頼ったりして、気づけば食費が膨らみがち。
本記事では、料理が苦手な方でも今日からできる!簡単でムリのない節約アイデアをご紹介します。

私は現在、娘と二人で暮らしています。
試行錯誤の上、1年間で食費を30%削減することに成功しました。
料理が苦手な私でもできた節約術を、同じ悩みを持つ方へお届けします。
2人暮らしの食費の平均と目安

食費の節約を考える第一歩は、「自分の家庭の食費は平均と比べて多いのか少ないのか?」を知ることからです。
特に2人暮らしの場合、無理なく節約できるポイントが見つかる可能性もありますよ◎
2人暮らしの食費の全国平均はいくら?
ここでは、総務省の家計調査をもとに、全国平均の2人暮らしの食費相場をチェックしてみましょう。
総務省「家計調査(2024年)」によると、2人世帯の1ヶ月あたりの平均食費は以下の通りです。
※これは全国の2人暮らしの平均であり、年齢層や地域によって多少の差があります。
食費の項目 | 平均額(月額) |
食費(全体) | 約90,000円 |
外食 | 約16,000円 |
自宅での食事(内食) | 約74,000円 |
この中には自炊にかかる「内食費」だけでなく、お惣菜やテイクアウトを含む「中食」、外食費も含まれています。
ただし、住んでいる地域やライフスタイルによって変動が大きく、都市部や共働き世帯では外食が多くなりがちです。
平均額はあくまで参考として、自分の生活に合った目安を持つことが大切です。
家計の何%が理想?食費の目安をチェック
一般的に、食費の理想的な割合は「手取り月収の10〜15%」程度が目安とされています。
月の手取り収入 | 食費の目安(15%) |
20万円 | 約30,000円 |
25万円 | 約37,500円 |
30万円 | 約45,000円 |
※あくまで目安です。家庭の事情や生活スタイルによって調整してください。
大切なのは、「貯金したい金額」を最初に設定し、逆算して食費の上限を決めること。
自分なりの基準を持つことで、節約が無理なく続けられるようになりますよ。
「うちは高い?」判断するためのチェックポイント
「2人暮らしの食費が平均より多い気がするけど、実際どうなの?」と感じたら、まずは以下のポイントをチェックしてみましょう。
✅外食や中食(お惣菜・コンビニ食)が多い
→ 外食が週に3回以上あると、食費は一気に上がりやすくなります。
✅買い物の回数が多く、つい余計な物を買ってしまう
→ 毎日のようにスーパーに通うと、無意識の“つい買い”で支出が増加。
✅冷蔵庫の中に使いきれない食材が残っている
→ 賞味期限切れや腐らせてしまった食品は「食費のムダ」に直結します。
✅1人あたり月3万円以上かかっている
→ 2人暮らしで月6万円を超える場合は、生活スタイルの見直し余地あり。
✅何にいくら使っているか把握していない
→ 家計簿やアプリを使って「見える化」すると改善点が見えやすくなります。

チェックに複数当てはまった方は、次のセクションで紹介する「料理が苦手でもできる節約術」をぜひ実践してみてください。
料理が苦手でもできる節約術

料理が苦手だったり、忙しくて時間が取れない人でも、工夫次第で無理なく食費を節約することは十分可能です。
ここでは、難しい調理や手間をかけずにできる簡単な節約テクニックを紹介します。
買い物は週1回でOK!ムダを減らす買い方のコツ
食費節約の基本は、買い物の回数を減らしてムダ買いを防ぐこと。
週に1回のまとめ買いを習慣にしましょう。
- 特売日にまとめて買う
- 使い切れる分だけ冷蔵・冷凍保存
- 買い物回数が減ることで、無駄遣いも防げる
計画的に買い物することで、忙しい毎日にも余裕が生まれます。
切らない・混ぜるだけ!超かんたん時短レシピを活用
料理が苦手でもできるのが、切らずに混ぜるだけの簡単レシピ。
YouTubeやクックパッドで”包丁いらず”などで検索するとたくさんヒットしますよ。

カット済みの冷凍野菜をレンジで加熱し、レトルトのカレーやシチューと混ぜるだけでも栄養満点の一皿が完成しますよ。
包丁を使う工程を減らすことで、料理のハードルがぐっと下がります。
節約食材ベスト4を常備する
節約に役立つ定番食材は「もやし」「豆腐」「卵」「鶏むね肉」の4つ。
もやしは安価でビタミンも豊富、豆腐はタンパク質源として優秀です。
卵は料理の万能アイテムで、茹でて作り置きすれば朝食にも便利。
鶏むね肉は脂肪が少なく、安い割にボリューム感があります。
これらを組み合わせて調理すれば、栄養バランスとコストの両立が可能です。
節約食材 | 栄養ポイント | 活用例 |
もやし | ビタミンC、食物繊維 | 炒め物、スープ、ナムル |
豆腐 | カルシウム、大豆たんぱく | 味噌汁、冷奴、麻婆豆腐 |
卵 | タンパク質 | オムレツ、親子丼、卵焼き |
鶏むね肉 | 高たんぱく低脂肪 | チキンステーキ、サラダチキン |
冷凍保存を味方に!まとめ買いの効果を最大化
まとめ買いした食材は、冷凍保存で長持ちさせましょう。
- お肉は小分け&下味冷凍でそのまま調理できる
- 野菜は切ってから冷凍すれば時短にも◎
- お弁当用におかずを冷凍ストックしておくと便利!
冷凍保存を活用すると、買い物頻度を減らせるだけでなく、食材のロスも減り、結果的に食費節約につながります。
外食ゼロはムリでOK!「ほどよい節約」のすすめ
節約のために外食を完全になくすのはつらいですよね。
週に1回程度の「プチ贅沢デー」を設けて、お気に入りのカフェや手軽な外食を楽しむと、節約のモチベーションが続きやすくなります。また、テイクアウトやデリバリーを上手に活用して、時間もお金も節約しましょう。
大切なのは「我慢しすぎず、ほどよく続けられる節約」です。
節約の基本マインド

節約はテクニックだけでなく、「どんな気持ちで取り組むか」がとても重要です。
がんばりすぎて疲れてしまったり、完璧を目指して挫折してしまったりするのは、よくある失敗パターンですよね。
無理なく続けるためには、心にゆとりを持ちながら、柔軟な考え方で取り組むことが成功のカギになります。
この章では、節約をストレスなく続けるための基本的なマインドを紹介します。
「完璧主義」はNG!7割できれば十分
SNSや節約上手な人の情報を見て「自分もやらなきゃ!」と焦る必要はありません。
最初から100点を狙わず、「7割できたら上出来」とゆるく考えることが大切です。
- 自炊できない日はお惣菜でもOK
- 1週間に1回はコンビニでも大丈夫
- 節約できた日を数えるようにする(できなかった日は無視!)
「節約=我慢」ではない、気持ちよく減らす工夫を
「節約=つらい・苦しい」と思うと続きません。
目指すのは“気持ちよくお金を使い、自然に無駄を減らす”こと。
節約そのものをポジティブに捉えられる工夫を取り入れましょう。
- 目に見える成果を「見える化」して達成感を得る
- 節約できた金額を“ご褒美貯金”に回す
- 節約レシピやグッズを「ゲーム感覚」で試す
「習慣化」が最大の節約術
節約は一度がんばるよりも、「ムリなく習慣にする」ことが重要です。
買い物ルール、調理方法、在庫管理など、日常の中に取り入れられる形で組み込むと自然に節約が身につきます。
- 毎週○曜日は買い物の日と決める
- 1日1回、冷蔵庫の中身を確認する
- 「いつもの食材・レシピ」を数パターン用意しておく
- 1ヶ月ごとに「節約結果」を簡単にメモする美貯金”に回す
このように、無理のない思考と習慣を持つことが、料理が苦手な方でもストレスなく続けられる節約生活のカギになります。
食費を見える化しよう

現状を正しく知ることで、ムダ遣いに気づけたり、削れるポイントがはっきり見えてきます。
ここからは、誰でも簡単に実践できる「見える化」の方法をご紹介します。
何にいくら使っている?まずは現状を「見える化」
節約を始める第一歩は、「いくら使っているかを把握すること」。
以下のように内訳を分けて記録するとムダが見えやすくなります。
✅ 食費の主な内訳例
- 食材の購入費(スーパーなど)
- 中食(コンビニ・お惣菜)
- 外食(ランチ・テイクアウト)
- 飲み物・お菓子・嗜好品
ノートや家計簿アプリで項目ごとに記録していくと、「どこに使いすぎているか」がはっきりし、対策が立てやすくなります。
家計簿アプリを使えばラクに続く!
手書き家計簿が苦手でも大丈夫。最近はスマホで簡単に家計管理ができるアプリが豊富にあります。
レシート読み取りやクレカ連携ができるものなら、入力の手間も最小限に。
✅ 初心者でも使いやすい家計簿アプリ例:
- Zaim(ザイム):レシート撮影OK。食費カテゴリが細かく設定できる
- マネーフォワードME:銀行やクレジットカードと連携可能
- OsidOri(オシドリ):2人暮らしの共有家計簿に最適
無理なく続けるには、「週に1回だけ振り返る」くらいのゆるい習慣でOKです。
グラフや表で視覚化すると意識が変わる
食費を数字だけでなくグラフや表で視覚的に見ると、「先月は使いすぎたな」「今月は少ないかも」と、より直感的に判断できます。
アプリには円グラフや棒グラフで内訳が見える機能も多く、比較しやすくなるのがメリットです。紙で記録する場合も、月末に簡単な表や円グラフを描いてみるだけで、節約意識がぐっと高まります。

節約は「ムダに気づくこと」がスタートです。
まずは見える化で現状を知り、「外食が多い」「お菓子代が多い」といった傾向を把握してから、改善していきましょう。
よくある失敗パターンと対策

節約を始めたけれど、思ったように食費が減らない…そんなときは、無意識のうちに「やってしまいがちな失敗」に陥っているのかもしれません。
ここでは、2人暮らしでよく見られる節約の落とし穴と、具体的な対策をご紹介します。
自分に当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。
安いからと買いすぎて結局ムダに…
特売やまとめ買いは節約の味方ですが、「安いから」と必要以上に買ってしまうと逆効果です。
冷蔵庫の奥で腐らせてしまったり、賞味期限切れで捨てることになれば、節約どころか浪費になります。
・買い物リストを作り、必要な分だけ買う
・冷蔵庫・冷凍庫の在庫をチェックしてから買い物へ
・安くても「1週間で使い切れる量か」を基準に判断
自炊にこだわりすぎて疲れて挫折
「毎日自炊しなきゃ!」と気合いを入れすぎると、忙しい日や疲れた日に手が回らず、外食が続いてリバウンドするケースもあります。料理が苦手な人ほど、頑張りすぎない工夫が必要です。
・平日は電子レンジだけで済むメニューにする
・自炊率は「平日3日できたらOK」とゆるく設定
家計簿が続かず現状が見えなくなる
「家計簿をつけよう」と思っても、細かく記録するのが面倒で三日坊主になりがちです。
支出の内訳が見えなくなると、節約の効果も見えず、モチベーションが下がってしまいます。
・レシートを週1でまとめてチェックするだけでもOK
・家計簿アプリで「食費だけ記録」でも効果あり
・グラフで“使いすぎゾーン”を視覚化すると改善しやすい
我慢のしすぎでストレスが爆発
節約のしすぎで外食・おやつ・趣味などを我慢し続けていると、ある日突然「もう無理!」となってドカッとお金を使ってしまうことも。節約はメンタル管理も大切です。
・月に1~2回は「ご褒美デー」を設定
・節約で浮いた分の一部を自分の楽しみに使う
・「楽しむための節約」と考え方を切り替える

節約に失敗してしまう原因の多くは、「頑張りすぎ」「計画不足」「完璧主義」です。
小さな対策を積み重ねることで、ムダを防ぎながら、ストレスの少ない節約が実現できます。
まとめ

料理が苦手でも、工夫次第でムリなく食費を抑えることができます。
以下のポイントを意識して、今日から「できること」から始めてみましょう。
✅ 節約を続けるためのポイントまとめ
- 料理が苦手でもOK! 切らずにできる簡単レシピや冷凍食品を活用しよう
- 買い物は計画的に → 週1回のまとめ買い+買い物リストが効果的
- 完璧を目指さない → 節約は7割できれば大成功
- 無理は禁物 → ご褒美デーやゆるいルールでストレスをためない
- 「続けること」が最重要 → 習慣化できれば節約は自然と身につく
「節約=がんばること」ではなく、「節約=心地よく続けられること」と考えることで、長続きする食費管理が実現します。あなたに合った節約スタイルを見つけていきましょう。